考えておきたい老後のこと

近年、女性の社会進出が顕著になり、経済的に自立している女性が増えてきた。特に子どものいない独身女性は、ブランド品を買いあさったり、趣味に使い込んだりする人が多い。自分で稼いだお金を散財することは、仕事を頑張るモチベーションになるため、決して悪いことではない。

しかし、現役時代は余裕があっても、いつかは働けなくなる時がくる。パートナーや子どものいない独身女性は、老後に頼れる存在がいない場合が多く、兄弟姉妹や親戚に頼れる場合であっても、できるだけ迷惑をかけたくないと考える人が多い。そうすると、やはり頼りになるのはお金ということになる。現役時代にどれくらい貯金ができたか、それによって独身女性の老後生活は大きく変わってくる。

もちろん、お金があればすべて解決するということではない。多くの財産を持ちながら孤独に苛まれる資産家もいる。そうだったとしても、誰にも頼らず、老後も自分自身の貯金によって自立できるのがベストである。自分の体が思うように動かなくなったとき、どのような制度を活用し、どのような施設を利用したいのか、貯金があれば選択肢が増えるのも事実だ。

独身女性が安心して老後を送るためには、老後の生活にかかる費用を具体的にイメージしてみることが大事だ。そのための貯蓄を計画的に行うことが欠かせない。貯蓄や財産管理には、色々な方法や制度があり、節税になるものや運用によって資産を増やすことができるものなど様々である。自分の身を守れるのは自分だけである。若いうちから金について勉強し、賢く貯金し続けることが重要だ。